1858 年(安政5)に萩藩が鋼鉄製の大砲製作のために建設した、西洋式金属溶解炉(国の史跡に指定されている)。
本体は解体され、下部が玄武岩、上部がレンガ積みの高さ11.5mの煙突だけが残る。薩摩藩や水戸藩などがあいついで建設したが、現存するのはここと静岡県伊豆韮山の2基のみで、全国に2カ所しか残っていない貴重な遺構である。
わが国の産業史上、貴重な遺跡であるとともに萩藩の幕末における軍備充実の熱意がうかがわれる。
萩市小畑地区にあり泉流山からもほど近い。
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